ファインダーいらない

わたしのデジタルカメラは光学ファインダーが壊れたままになっている。使わないから全然かまわない。対象を凝視して撮る写真には意味を感じなくなって久しい。逆に、決定的瞬間などという言辞にも、同じく意味を感じなくなった。対象を認識するのはむしろシャッターの直後か、あるいは家に帰ってコンピュータのモニタ上で、ということがほとんどだ。いつだったか、デジタルカメラの機種を選択するのに光学ファインダーの見えを重視する人がいて、ちょっと驚いたことがある。

Vintage article seriesは、1997年から2004年まで、わたしの作品サイト上にあったログ的なコンテンツを、本ブログ『Das Otterhaus』に復刻的に再掲した記事群です。ブログなどCMSが普及する前の時代に手書きHTMLで日々追記されていた記事は、展覧会などのお知らせ、雑感、制作上の試行錯誤の記録などが混在しています。その多くは字数も少なく画像のサイズも小さく、今の基準からするとコンテンツとしての価値はありません。しかしこの年代にこのような記述があったという事実は残すべきであると判断し、ブログの基層としてのデータの蓄積を維持しています。[2026年5月]
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