Vintage article series: CAXAPOB 20030111 – 20030923
わたしのデジタルカメラは光学ファインダーが壊れたままになっている。使わないから全然かまわない。対象を凝視して撮る写真には意味を感じなくなって久しい。逆に、決定的瞬間などという言辞にも、同じく意味を感じなくなった。対象を認識するのはむしろシャッターの直後か、あるいは家に帰ってコンピュータのモニタ上で、ということがほとんどだ。いつだったか、デジタルカメラの機種を選択するのに光学ファインダーの見えを重視する人がいて、ちょっと驚いたことがある。


