Vintage article series: aperitif 20020103 – 20021205
最後に現実空間のギャラリーで個展をやってから、来年の3月でまる5年もたつことに気がついた。ギャラリー展示をやらなくなったのは、活動の主軸をWebに置いていたためということもあるのだが、ぜひここでなら展示をやってみたい、と思わせる空間に出会わなかったという理由も大きい。先日、前々から気になっていたのにもかかわらず、これまで行く機会を逸していたギャラリーを訪ね、その場で借りることにしてしまった。そのギャラリーは、隅田川に面した建物の4階にあって、窓からは川面がすぐ目の下に広がっている。しゃがむと床の延長上に水面がつながって見えるような、とても面白い空間だった。どうもわたしは多少クセのある空間でないと積極的に展示をする気にならないようだ。窓がなくて6面真っ白、現代美術御用達な空間なんかは、見るのは好きだが自分の作品を展示しようという気分にはならない。
5年ぶりのギャラリー展示による個展は来年3月。詳細はINFOを見てほしい。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
