経過そのものを見てもらう

日本カメラ8月号に、谷口雅氏がAirについて書いている。氏の推測に反して、Airは案外長く続くかもしれない。この「かもしれない」がまさにWeb的たる所以なのかもしれない。
夏のゼミ展(Web展)開催中。ゼミ展に関していろいろな反応を直接、間接にもらっている。なかでもこのスタイルになじみのない方面からは、否定的な声も聞こえてきたりして、学生達がショック(笑)を受けていたりしているようだ。そういう反応をする人たちに対しては、Web exhibitionというイベントは、完成したデータを見てもらうものではないんだよ、と言っておきたい。完成に至るプロセス、あるいは完成という段階を最終目標としない、いわば「経過そのもの」を見てもらう、のがWeb展だ。おそらく展覧会という名称はふさわしくないのだろう。むしろアトリエ公開とか、公開制作とか言ってしまえば、あらぬ誤解が起きにくかろうという気もしている。「Air」は第26回。

Vintage article seriesは、1997年から2004年まで、わたしの作品サイト上にあったログ的なコンテンツを、本ブログ『Das Otterhaus』に復刻的に再掲した記事群です。ブログなどCMSが普及する前の時代に手書きHTMLで日々追記されていた記事は、展覧会などのお知らせ、雑感、制作上の試行錯誤の記録などが混在しています。その多くは字数も少なく画像のサイズも小さく、今の基準からするとコンテンツとしての価値はありません。しかしこの年代にこのような記述があったという事実は残すべきであると判断し、ブログの基層としてのデータの蓄積を維持しています。[2026年5月]
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