[ The famous small-clawed otter named Arashi was on the stage again. Aburatsubo Marine Park Aquarium held the presentation of their hand-reared otter. His keepers introduced Arashi and otter’s behaviors by using various amusing equipment. I think this style of the presentation can attract the interest of many people. ]

またまた嵐がアラシを呼んだか!
台風19号が接近する10月13日、油壺マリンパークで『コツメカワウソ嵐くん パフォーマンスイベント』が行われました。
ちなみにこの不定期パフォーマンス、この前は3月でした。
油壺のカワウソパフォーマンスには事前にしっかりした経緯と背景の説明があります。詳細は前回のレポートをご覧いただけるとよいのですが、要所だけ抜書きしておきますと・・・
・単にコツメが出てきて何かする、というだけではなく、その種と個体の行動の特性をわかりやすく解説することをねらっていることがうかがえる。
・パフォーマンスで披露される行動はどういった背景に基づくものなのか理解してもらうための、その下地の材料みたいな情報がはじめに提示される。
・長年、水族館に受け継がれてきた動物トレーニングの技術を、動物とその行動の理解のために応用し、昔のような興味本位の見せ物ではない、今日的意義をもったエデュケーショナル・エンタテインメントへと仕立てる取り組みを、試行錯誤も含めて見せてくれている。
前回の様子をチェック↓
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 油壺カワウソ・アラシをよぶ嵐!
あれから半年、今回は新しいパフォーマンスも披露されるそうです(というか、6月にワールドカップ関連で披露されたパフォーマンスの再演とのこと)。

まずは定番の「カニカニ村」。コツメカワウソの習性「すきまに手を突っ込む」の様子を透明パイプで見ることができます。

取ったら食べます。

激しく食べます。

ご存知の通りコツメカワウソは小さいので、カニカニ村は前列のお客さんしか見えません。なのでビデオカメラで撮影し、大きなスクリーンに投影してくれます。

たべもので遊ぶ、悪いやつw

次はプールに入って泳いで、そのあとはタオルで自分で体を拭きます。これもカワウソの習性「水から上がったらすぐに毛皮をふきまくる」のご紹介ですね。

そして新パフォーマンス「アシカとのPK対決」。高速でシュートされるサッカーボールを確実に止める、コツメカワウソの優れた運動性能が発揮される(はず)。

おーい嵐、はじまるよ。

しっかり止めろよキーパー。

やる気まんまんです。

おーっと!

何とか止めました。

アシカが次々に打ち込んできます。

嵐くん、ボールが通過してますけど。さかな食ってる場合ですか!

ボール行っちゃったよ。ゴールには入んなかったけど。

さかな食ったので気合い入りました。キリッ。

ダメじゃ~んw

つぎ来たよ。

今度はしっかり止めました!

いぇい!

やったねハイタッチ。
うまくいきましたね。
不定期のイベントなので、お見逃しなく。次は10月26日。

看板も台風対応。
さて、油壺マリンパークでは、7月に「かわうその森」が大幅に拡張されています。

次回は、この拡張されたカワウソ展示の様子を見てみましょう。
【2026.3.26 加筆】パフォーマンスの事前説明に関してうっかり書き忘れてたことに気づいたので、今更ですが加筆しました。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
