[ The second day of searching giant otter in Cantão state park. We couldn’t meet giant otter, but other mammals such as South American tapir and Giant anteater this day. It was a great encounter in the morning! ]

オオカワウソ探索、2日目に入ります。結論から先に言うと、この日はオオカワウソは出ませんでした。その代わりと言っては何ですが、上の写真のように今日は哺乳類がいろいろ出ます。

夜明け前から行動だ。
と言っても例の車(ナチュラチンス号)に乗せてもらってるだけだけど。

やっと陽が出ました。

近くの町から昨日の観察ステーションに戻る道は、途中、こんな感じで畑や牧場のある地域を突っ切るのです。
と、そこに、

バクが出ました。言うまでもなくアメリカバク(ブラジルバク)です。

夜中に畑に出て遊んでたのでしょうか。何か気まずい雰囲気です。

やべ、見つかっちった。
ごそごそとヤブの中に帰って行きました。

その数分後、ちょっと先でまたバクが。見えますか?

こんな感じです。
一度見ると、次々出てくるの法則ってのがありますが、きっとオオカワウソも一度遭遇すれば芋づる式に遭遇するのであろう。

牧場エリアなので、朝っぱらからウシがいっぱいいます。

どうも。
で、またちょっと走ると、

出たー!

今度はオオアリクイです。

草の丈が高い場所だったので、あっという間に見えなくなってしまった。というか、オオアリクイは意外にすばしっこいのであった。
というわけで、朝の通勤時間にバクとアリクイが出ていい調子です。

今日もボート乗って探索だー!

変な鳥ホーアチンの集団。

オオミドリヤマセミ(Amazon kingfisher)でしょうか。

ブラックカイマン。かなり長い。近くで見たくない。

オナガカワウソ(Neotropical otter)のフンだそうです。中身は意外なことに木の葉が多め。

こんなところがフン場?

そこいら中にオオカワウソの巣がありますね。乾期のオオカワウソの巣はこのように、湖岸の砂の斜面に作られています。場所によっては水面すれすれだったり、このように5メートルぐらい上にあったりします。水位の関係で湖岸に斜面のない湖には巣がありません、というか作れません。
通常、オオカワウソの巣(den)はひとつの湖にひとつで、他にキャンプサイトと呼ばれる居場所があちこちにあります。
巣穴は30分ぐらいでちゃっちゃと掘っちゃうそうです。掘るやつと砂を掻き出すやつと、分担してチームワークで掘るらしい(←想像すると楽しい。ぜひ見てみたい)。

ピラルク。オオカワウソなどよりよっぽど出現頻度が低いのだそうです。うーん、そんなこと言われてもピラルクは水族館でちょくちょく見てるからなあ・・・と複雑な心境になるのであった。

というわけで、今日も一日、あちこちの湖を訪ねて回ります。

午後につづく。
午後はまた別の哺乳類が出ますのでお楽しみに。
【2014.10.10 追記】
「オナガカワウソのフン」ですが、今回ご一緒させていただいた佐々木浩先生からは、あれは違った、とのご指摘をいただいてます。カワウソが植物だけのフンをすることは普通はない、のだそうです。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
