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首都圏の秘蔵水門といえば、これもそうかもね。
昨日の領家水門は芝川を仕切っているんだけど、その仕切った区間のバイパスが新芝川。で、その新芝川の真ん中あたりにどういうわけか唐突に舟溜りがあって、そこの洪水防止用の水門がこれ。
手元の平成8年発行(平成5年現地調査)の1:25,000地形図には影も形もないので、長いこと存在に気がつかなかった。出来たのがつい最近の1994年(平成6年)だからまあ仕方もないだろう。
何となく行きにくい場所にあるということと、レジャーボート用の舟溜りであるらしいというのが心理的ブレーキになってて、これまで行きそびれていた。「日暮里・舎人ライナー」ができてしばらくして、そういえば近くを通っているじゃないかと気がついて、ようやく撮影に出かけた。
存在は知っててもどうも撮りに行く気がしない、という水門が東京近辺でもあといくつかある。戸田のボート場のところの水門など、東北新幹線で通りかかるたびに見ているが、まだ現地に行ってない。まあ、たいていは小規模のものだ。しかしこの芝川マリーナ水門は実に大物であった。こんなに立派に作ってあるとは思わなかった。ちょっと立派すぎないか。装飾も過剰で、どうも好きになれないな。
ゲートの塗りの退色加減にだけ、ぐっと来る。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
