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ランドシャフトパークの凄いところは、道を歩いていて、普通に公園に入り、そのまま歩いていると錆びた階段が現れ、気がついたら製鉄所の高炉の中に深く入り込んでいて、あらちょっとびっくり、という点だろう。
操業を止めた製鉄所だから、もう工場工場してないことは予想していたが、これほどホイホイと旧製鉄所の核心部分まで到達できてしまうとは、思ってもみなかった。入場料もなければ、入り口チェックみたいなものものない。守衛所は一応あるけど無人だったし。
あまりにオープンすぎてかえって気持ち悪い。すんなり通っちゃう時は要注意、というのは基本的な人生哲学だろう。そのうちいきなり警備員が現れて捕まるんじゃないか、そんなのネズミ取りみたいでずるいのではないか、などと本気で心配してしまった。
なにしろだんだん錆びてくる物件だから、崩落しないようにとか、いろいろと手もかかっているのだと思うが、ちょっと見ただけではそういう安全対策は目立たない。立入禁止とかの表示も、それほどあちこちにあるようにも見えない。
単に廃工場がそのまま巨大遊具になってて、使えるスペースはギャラリーとか集会場のようなものとして再利用されてたりするような、そんなそっけないというか、廃工場をぶつ切りにして盛っただけ、みたいな男の料理ですかこれは、というような信じがたい場所である。
え?こんなところで遊んでいいの?というランドシャフトパークのゆる~い感じがよく出てる映像があったので、貼っておきます。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。


