
昨日は市川市動植物園に会場をお借りして、カワウソフレンズの「第1回カワウソ講座」をやらせていただきました。講師の京大の小林俊介さん、ありがとう。ご参加くださったみなさん、ありがとう。
なんせ内容が内容(野生下のコツメカワウソの生態に関するフィールド調査の、論文執筆前の未公開情報やナマ映像がいっぱい)だけに、会場の撮影や同時ツイート、Ust中継などをすべて遠慮していただいた。あらためてご協力を感謝します。上の写真は主催者権限(おいおい)で後ろからこっそり会場内の様子を撮らせていただいたもの。「ほんとにやったよ」という証拠写真以上の意味が出ないように配慮したつもり。うわあ、こんなにお客さんが集まったんだ!と思ってくださいすごいでしょ。
さて、それでその中身といったら、これはやっぱりすごいもので、普段われわれが動物園水族館で見ているコツメカワウソのいろんなしぐさに、実は根拠があったというか、もっとわかりやすく言うと、「何だ、あいつら野生でも同じことやってんじゃん!」的に腑に落ちるポイントがあちこちにゴロゴロあってそれはもう、興味深いものだった。
そしてなぜに野生のコツメカワウソの研究がこれまで行われてこなかったのか、という問題についても、なるほどいろいろ仕方のない理由があったのだなあと思うと同時に、世界的にみるとコツメ研究に手を出し始めている奇特な、じゃなくて前途有望な若手研究者もちらほら出てきたりとかで、今後のカワウソ研究シーンの変化が楽しみでもある。

これは開場前。
会場の壁面には市川市動植物園の25年の歴史をまとめたパネルをお願いして掲示していただいた(ありがとうございました>市川市動植物園のみなさま)。カワウソ飼育の記述が意外に多いので、みなさん興味津々で見てました。
今回は記録はもとより、メモもなかなか取れないような(ぎゅうぎゅうで暗い)状態で聞いていただくことになり心苦しくもあったのだけど、逆にそれだけに画面を集中して見ていたようでもあり、個人的にはちょっと新鮮な体験でした(←何も考えないで野生コツメの走る映像を口開けて見てただけ、かもしれない)。
次回(まったく未定ですが)の参考にしますので、忌憚のないご意見・ご感想など、お寄せいただければ幸いでございます。あ、いま忌憚のない、とうっかり書いてしまいましたが、あんまり文句とか多いと第2回やりたくなくなっちゃうので、適度に持ち上げてくださいますようにお願いします。
【追記 2013.2.26】
くまがいさとしさんがたっぷりツッコんでくれてますよ!
熊谷さとしのフィールドニュース!!:市川動植物園コツメカワウソ講演会

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
